2017年12月19日 shotom 0Comment

前のブログで紹介したスーパーフード系のパウダーと、ミネラルを飲んでいると、夕方までは何も食べなくても元気でいられます。しかし、昼を過ぎると、小腹が空いてきます。炭酸水(ゲロルシュタイナー)とコーヒーは一日に何度も飲みますが、何か口を動かして食べたくなるのです。

以前は、ナッツやドライフルーツ、ときにはローチョコレートを用意して、それを一口、二口食べていました。しかし、食べたすぐは回復するのですが、それを繰り返すとからだが多少だるくなってくる。意識の状態がより曖昧なものに変わるし、からだの動きもキレがなくなるので回復はするけど施術には影響しない程度の量を狙って食べていました。

いっそ食べるということをやめたらよいのでは、とそれも試しましたが、食べること、というのは、単に栄養が必要となって取り込むという行為だけでなく、なにか気分を切り替えるのに効果があるということも感じていたので、一日中、何も食べずに我慢するのが最もよい選択とは思えませんでした。

決め手がないまま何年か経っていたのですが、糖質をカットしてからドライフルーツも食べなくなり、代わりにアボカド、グラスフェッドバターやココナッツオイルを摂るようになると、驚くほどの効果がありました。からだがすぐに元気になるし、その後のだるさもなく、気分の切り替えにもなるようでした。

今では、セッションの合間に切ってあるグラスフェッドバターを数回食べたりココナッツオイルをスプーンで食べることで快適に一日中エネルギーに満ちた状態を維持することができています。

セッションが終わった夜にはココナッツオイルとオリーブオイルを使ったトマトソースのパスタ(パスタも豆製です)や、野菜の炒め物を食べることも多いので、日々かなりの量のオイルを摂っていることになります。

以前は、オイリーなものを食べすぎると決まって翌朝の胃の調子が悪かったりしたのですが、今は多量のオイルを摂っているにもかかわらず胃に影響がでることはありません。以前に比べると不飽和脂肪酸の摂取量が減ったのと、加熱したオイルをあまり摂らなくなっている(加熱はココナッツオイルのみ)ので、それが胃にとっては良いのかもしれないと考えています。

脂質をたっぷり摂ってこれまでになく元気になったというのは私個人の例ですが、糖質をカットしてオイルを積極的に摂ることでエネルギーがよりたくさん産まれるようになるというのは、現代的にも多くの人に当てはまることだと思います。

では実際に今まで糖質を普通に食べていた状態から、私が糖質をカットしていったときの過程をからだの仕組みと併せて説明していきます。

細胞内の解糖系は糖質をベースにエネルギーを産んでいます。その材料がなくなるため、からだはまず、糖質を求めるようになります。つまり、お腹が空いてご飯を食べたくなるのです。ここで重要なことは、からだが糖質を求めるのは、糖質だけがエネルギーとして必要だからではなく、これまで何十年も糖質をエネルギーとして細胞に与え続けてきたからです。つまり、糖質以外のものもエネルギー源として存在するということを細胞が理解することができれば、人間のからだはそれに順応して変化していくということです。

人間の脳は7日間が1サイクルであると言われています。私がジュースデトックスをしたとき、8日目にリンゴが置物に見えたのも、固形物を食べない状態が7日間を過ぎて、脳が固形物を食物と見なさなくなったからなのだと思います。ですから、からだにとって糖質だけがエネルギー源ではないということを分かってもらうためにも、まずは体調を見ながら低糖質状態を7日間以上続けることをお勧めしています。

完全にゼロというのは難しいので、一日60から100グラム位を目安に糖質を食べるようにするとよいです。食品に含まれる糖質の量は、GOOGLE.COMで「じゃがいも 糖質」などと検索すると100グラムあたりの当質量がすぐに表示されるようになっています。

糖質をこれまでずっと食べていた人は、甘いものやご飯やパン、パスタなどを食べない生活なんてちょっと考えられない、と言います。私も以前は好物のジェラートやドーナツがあったり、おいしいトマトソースを作って結構な量のパスタを食べたりしていたので、それらが全部なくなってしまうのが残念な感覚がありました。しかしやってみると、たくさんの糖質を一度に食べることで体調や気分がいかに左右されていたかがわかりました。

今は、甘いものを食べたくなることはほとんどありませんし、仮に食べたとしても一口二口で満足します。ジェラート一つ食べきるのはちょっと難しいなという感じです。一日の糖質の量をだいたい決めているので、家で食べている糖質はバナナとリンゴとかのフルーツ少し、カシューナッツ、ごくたまに蜂蜜くらいです。外食ではなかなか難しいのですがインド料理でバスマティーライスを少し食べたり、玄米も月に二回くらい、旅行中にはかなりゆるくなり、ポテチやクラッカーなどを食べたりしています。

人によって糖質を分解しやすい、しにくいというのがあるそうですが、私は体質としてはかなり分解できる体質だと思います。そんなこともあって、以前は玄米、ジャガイモ、果物など、結構な量を食べてきました。しかし今となっては、そうした昔の食欲を支えていた食べ物への欲求そのものがごく微かになっています。自分でも不思議な感じがするほどです。この20年間いろいろな食事法や健康法を試してきましたが、これほどの変化とインパクトのあるものはありませんでした。

私が糖質をカットし始めたときは、からだが糖質を求めてくるのがはっきりとわかりました。突然ラーメンが食べたくて仕方がなくなったり、ご飯やパン、パスタをお腹いっぱい食べたいという圧倒的な欲求がからだの中を渦巻くのです。からだはこれまでの体験、つまり恒常性維持機能に基づいて適切な判断をして手に入れることのできるエネルギー源を欲することで生命の効率的な維持を図っているのです。

そこで私は、糖質が食べたくなるたびに、からだにあえて脂質を入れるようにしました。グラスフェッドバターをひとかけら食べたり、ココナッツオイルたっぷりの野菜炒めを作ったりというようなことです。ここで重要なのは、「糖質が食べたくなるたびに」という部分です。つまり、からだにとって、恒常性を維持するという観点からは糖質を欲するのはごく自然なことなのですが、あえてそれと逆をいくことでからだに強いメッセージを送ったのです。

「これからは脂質中心でいくのでよろしく!」

これを一週間続けました。からだはときおりだるさが出るくらいでまあまあ元気で、大きな変化は感じないまま時が過ぎました。

そして二週間目、思っていた通り、からだが軽くなってきました。そしてこの軽さが、体重が減って軽くなっているのではなく、あきらかにからだがエネルギーが増えて動きやすくなっている状態であることがわかりました。

これまで脂質は、脳や細胞膜を作っているので重要と思っていましたが、糖質を減らし脂質を増やすことで生命エネルギーの産生にまで大きく影響するということが分かりました。

脂質の重要性に気づき、実際にエネルギーレベルが上がるようになると、今度はまた別の体調の変化が起きました。体重が最初にやや減って、顔も少し細くなりすこぶる快調だったのですが、しばらくすると筋肉がやせてきたことに気づいたのです。ここから、そのリカバリに入ることになり、驚くような出来事が起きたのです。

タンパク質編に続く