2018年4月16日 shotom 0Comment

ファスティングにはさまざまな種類がありますが、その中でも最もシンプルなファスティングがブラックファストです。

ブラックファストとは食べ物も飲み物も一切摂取しないファスティングです。水を飲まないファスティングのことをドライファスト、あるいはドライファスティングと言いますが、ドライファストの中でもシャワーや歯磨きなどをせずに水とのコンタクトを避けるファスティングを完全なドライファストあるいはブラックファストと呼んで区別しています。

今回は、三日間のブラックファストを通じて感じたことなどをまとめてみます。

準備期間
三日間のブラックファストの場合、それと同じ長さの準備期間を取るのが望ましいとされています。私の場合は、通常の食事が一日一食とスーパーフードのスムージーなので、取り立てて準備をせず、前日は一食を少なめにしてファストに突入しました。

〈一日目〉
特に休まずにひたすら仕事しました。事務系の仕事は食事やお茶、コーヒーなどで中断されることがなくなりよく進みます。ウェブの更新やパソコンのデータ整理、経理関係の調べ物など、時間のかかる作業がかなりはかどりました。

空腹は一切なし、日中も喉の渇きはありませんでした。夜になって少し唇が乾燥しているなと感じました。これは体内で水分が少なくなっていることを体が認識するよいチャンスなので、脂肪を分解して水に変えるようにイメージをします。

夕方には多少だるくなり、眠くなってきたのでその日は早めにベッドに入りよく寝ました。20代の頃に寝ても起きてもだるいときがありましたが、そのときのだるさと全く同じ感じなのできっと栄養が少なくて体としては困っていた反応だったのかと思いました。

〈二日目〉
朝から少しのだるさがありました。動けば動けるけど、筋トレとかはやる気にならない感じ。また事務仕事を続け、本を読んだり楽器の練習をしたりして午前中を過ごしました。

午後は龍笛の稽古があったので外出することに。いつものように荷物を作って出かけましたが、いつもより荷物が重い感じがしました。体としては水の中にいるような、あんまりシャープでない感じと少しのだるさがずっと続いていました。

不思議なことに空腹感はゼロで、水を飲みたいという感じもなく、普通に過ごせました。

龍笛は、ファスト中に演奏するには向いていない楽器らしく、最初は気持ちよく吹けるのにだんだんきつくなってきて、最後はへろへろな音になっていました。稽古中は頭は集中しているのに、体がついていかない感じでした。

夕方からは異様につまらなくなってきました。一日と半分、食べない、飲まないので、なんてつまらないんだろうと思いました。みずみずしいものとか、ぱりぱりしたものとか、冷たいものとかを口に入れて楽しみたいという感情がずっとありました。

空腹ではないので、お腹をなんとかしたいというのはないのですが、とにかく何かを口に入れて噛んだり飲み込んだりしたい、という感じでした。アイスみたいな柔らかいものとか、グレープフルーツのつぶつぶ感とか、ポテチのぱりぱり感とかとイメージして、「いいなあ」と考えていました。外出する予定があったので三条通などをぶらぶら歩いていると、ジューシーな鶏肉を食べたくなったりつるつるのそばとつゆを食べたくなったり、と目に入るものを食べるイメージが湧いてきて食べ物の話ばかりしていました。

それでもお腹が減っているわけではなく、ただ味わいたいという感覚でした。食べることが、こんなに自分にとって楽しみであることに驚きました。飲み物についても、酸味と甘みのある炭酸系の飲み物をがぶ飲みしたいという欲求が出てきていました。喉は渇いていませんでしたが、酸味と炭酸の口当たりが欲しいという感じでした。

二日目の夜は最初の夜よりもさらにだるくなって、寝るのが楽しみなほどでした。二日で体調の変化はあまり感じず、肌の感じは少し乾燥して色黒になっている感じでした。

二日目は何度か呼吸法などを試して、栄養素を体内で合成できるように瞑想しましたが体感は得られませんでした。

お通じも回数は少ないですが普通にありました。オイルが少ないからかあまり快適ではない感じでした。

〈三日目〉
だるさが増して、朝から横になりたい感じに。相変わらずお腹は空いていないのに口は何かを味わいたい感じ。早く終わってフルーツを食べたい感じがしていました。

二日目までは事務作業はばりばりできるくらい頭がすっきりしていましたが、三日目になるとぼんやりした感覚が増して事務作業をやり始めるのが面倒な感じ。しかたないので本を読んだりひたすらビッグバンセオリーを見たりして時間を過ごしました。今振り返るととてもいい時間でした。

その日の夜にブレークするので、夜から朝にかけて食べたいものを買っておこうと思い、買い物に出かけました。歩いて10分くらいのスーパー八百一に行って、あれこれ買い込んでいる内に相当な量になりました。

とにかくファスト明けはグレープフルーツが食べたくてうずうずしていたので、ホワイトとルビーを4個ずつ合計8個買い、デコポンを4個、バナナ3つ、苺が350円だったのでつい4パック、などなどフルーツばかり次々と籠に入れたので、できあがりの袋は4つになりました。

重いと言っても、普段買い物をして重いと感じることは皆無なので普通に持って帰れるだろうと思っていましたが、思った以上に体力レベルが下がっていて、雨の中傘を差しながら荷物を持って歩くのが結構きつく感じられました。

それでも10分歩いて帰るくらいはできるだろうと思いましたが、途中でギブアップして、コンビニの外にある椅子であしたのジョー状態になってました。

結局、途中で2回の休憩をしてなんとか帰りましたが、体力が落ちるとこれほど大変なのかと驚きました。バッグを下ろして一休みしているおばあさんの気持ちが少しわかったような気がします。

TANITAの体重計で筋肉量や代謝の数値を測っていたので、筋肉量が落ちているのは知っていましたが、それにしてもここまでふらふらになるとは予想外でした。

次回は筋肉量をキープして体力が下がらないようにしようと思います。

体重計での結果では、三日で筋肉量は2.5キロ落ちていて、脂肪も計算上は2.4キロ落ちていました。

体内の水分が少なくなると、脂肪を分解(燃焼)して水分にすると聞いていたので、脂肪がすぐに減ったのにはなるほどと思いました。駱駝がコブに脂肪を溜めているのはエネルギーだけではなくそれを必要なときは水分として活用する意味もあったのですね。

合計で4.6キロ体重が落ち、脂肪と筋肉の落ちた量を足すと4.9キロ、なので、ドライファスト中でも水分はそのまま維持されるということがわかりました。おそらく脂肪がある内は分解(燃焼)して体内に必要な水分に変えていくのでしょう。この水は代謝水(Metabolic Water)と呼ばれています。

また、ブラックファスト中は、皮膚を通じて空気中から水分を吸収するようになると言われています。これも感覚が出てくるかと期待しましたが、体感はありませんでした。実はファスト中は皮膚のみずみずしさがなくなっていて、締まった感覚がありましたが、それほどよい感じではなく、三日目は肌が黒ずんでいるところもありました。

代謝量も落ちていました。最初は1430でしたが三日で1364まで落ちました。体脂肪なども測りましたが、筋肉量や脂肪の量が変動するのでこの上がり下がりだけでは判断できないと思いました。最終的に体脂肪率は16.4%だったので、3ポイント近く下がったことになります。今回は落ちた脂肪の量を割り出すのに体脂肪率を使用しました。

夜になって、20時頃から水を飲み始めました。知人に頂いたシャスタのキャッスルロックウォーター(Castle Rock Water)をほんの少しずつ、常温より少し冷たい位を飲みました。しみわたりました。しみわたりすぎて胃まで届いてないかと思うほどでした。

この最初の水はとても気持ちのよい体験でした。そして面白かったのは、水を飲んで数秒で、肌の色がみるみる明るくなり赤みが差していったことでした。

その後、1、2時間してからグレープフルーツなどのフルーツを食べました。普段はほとんどグレープフルーツは食べないのですが、この時は本当においしくて、瞬く間に一個をむいて食べていました。

 

〈ブラックファストを終えて〉
三日間を通じて、体力がないことと頭が切れない感覚以外はなんの問題もなく過ごせました。飢餓感も、乾きも感じずにいられたので快適でした。ファスティングをすると毎回思いますが、本当に時間がたくさんあるのでやりたいことを存分にできるのがよいです。

ブラックファストで飲まず食わずの割に平気だったのは、8日間のファスティング(ジュースのみ)をやったことがあったからかもしれません。8日目にリンゴが置物に見えてから、食べなくても人間は何とでもなるということが脳に記憶されているのだと思います。

そして、大きな発見と言えば、食べることが本当に楽しい行為だということを再認識したことです。

ドライファストを始める時までは、食べなくなるのもよいかと思っていましたが、今は食べた方が圧倒的に楽しいと感じます。

水がしみわたる感じ、グレープフルーツや苺のみずみずしい食感など、食の楽しみはたくさんあり、それを楽しむことも大切なことだとつくづく思いました。

どちらも選べるくらいがちょうどよいのかもしれません。

次回またブラックファストかドライファストをやるときは、筋トレも一緒にして体力が落ちないようにし、また水分やその他の栄養素を空気中から摂取したり、気だけで体を保ったりできるように調整しながらやりたいと思います。

 

 

注:

この記事は私個人の体験をシェアするためのものであり、ブラックファストを皆さんにお勧めするものではありません。ブラックファストはシンプルなファスティングですが、誰にとってもよいというものでもありません。実行するには、自分の体調をよく観察して、何人かの経験者の話を参考にして起こりうることを想定しながらリラックスした状態で慎重に行うことが必要です。もしファスティングを行っていて体調が急激に悪くなったらすぐに水を飲んだり栄養のある流動的なものを食べたりしましょう。ファスティングは食べればすぐ元の状態に戻りますが、無理をして体に過分な負荷をかけないように充分に注意してください。

 

追記:

4/17 体脂肪と体重の計算値が一日分ずれていたので修正しました。骨量減少の記述は推移が微細であることとファスティングとの関連性が不明なため削除しました。